数珠は、場合によっては修理ではなく、買い替えたほうが良いというケースがいくつかあります。
ここでは、修理ではなく買い替えをしたほうが良いケースについて、お話しましょう。
今すぐに数珠が必要な場合
数珠の買い替えを決意するケースの大半は、ほとんどこれに当てはまります。
例えば、急に葬式に參加しなくならなくなり、その前日に数珠が破損していた場合、修理に出すと間に合いません。
そんなときは、数珠を修理に出さずに買い換える必要があります。
なお、買い換える場合、近くに仏具店がなければ、近所の大きなスーパーやアパレルショップに足を運びましょう。
種類は少ないですが、数珠が販売されていることがあります。
また、百均でも安価で数珠が販売されていますが、見た目やサイズ、質感などが価格相応なので、よほどのことでもない限りあまりおすすめできません。
修復不可能なほど破損した場合
レアなケースですが、紐も珠も修復不可能なほど破損した場合、修理ができなくなるので、数珠を買い直さなければならなくなります。
例えば火事で燃えてしまったり、なにか重いものを上に落として珠の多くにヒビが入ったりしてしまった場合、修理ではなく全取り換えとなるので、必然的に買い換えることになります。
その数珠に思い入れがあるのなら、修理に出さずにそのままとっておきましょう。
あるいはお寺に持っていき、供養してもらうのもいいかもしれません。
もしかしたら修復不可能なほど壊れた理由は、何らかの厄を代わりに引き受けてくれたのかもしれません。
したがって、お寺で供養してもらい、厄払いをしましょう。